[Blender 2.8] 牛乳パックメイキング [モデリング初心者向け]

今回の記事は、3DCGモデリングで『牛乳パック』を作るという記事になります。

主に初心者さん向けの内容となっております。

過去の記事で『シーム』に関して取り扱ったのですが、あまり詳細に説明できず、自分の中で禍根として残っておりました…っ!

ですので、この記事はそのリベンジという意味も兼ねたものとなっております。

今回は『シーム』の機能を使い、実際にモデリングしていく工程を詳しく書いてみて、自分の中での禍根を断ち、また、過去記事の補完とさせていただきたいと思います。

目次

牛乳パックの形を作成

1.準備

Blender起動して最初から3Dビューポート上にある、Cubeオブジェクトを使おうと思います。

まずは、フロント(正面)からの視点に切り替えます。(ショートカットキー: テンキー[1])

Blender 3Dビューポート フロント(正面) Cube 3DCG モデリング
Blender 3Dビューポート フロントからの視点

後々のために、ここで3Dビューポートの左上あたりにある『透過表示』ボタンをクリックして、青くしておいてください。

Blender 3DCG モデリング 3Dビューポート 透過表示
メッシュオブジェクトに対する『透過表示』ボタン

移動や回転などを、数値できちんと確認したい方は、『サイドバー』を表示させておいてください(ショートカットキー: [N])。

Blender サイドバー トランスフォーム 3DCG モデリング
[N]でサイドバー表示/非表示の切り替え

『編集モード』へ切り替えてください(ショートカットキー: [Tab])。

Blender 3DCG 編集モード Cube メッシュオブジェクト 3Dビューポート
『編集モード』表示のCubeオブジェクト
Blender 3DCG モデリング モード変更 編集モード オブジェクトモード
[Tab]キー以外でも、画面左上のここからモード変更が行えます

2.円選択 –[C]

円選択(ショートカットキー: [C])にして、下半分を選択解除してください([Shift]+[マウス左ボタンドラッグ])。

Blender 編集モード 円選択 頂点 3DCG モデリング
円選択([C])で下部の頂点の選択解除

この時、『透過表示』になっていないと、後ろ側の頂点まで選択解除ができていない場合がありますので、視点を変えて([マウス中ボタンドラッグ])後方の2つの頂点も確認しておきましょう。

Blender 3DCG Cube モデリング 視点変更 3Dビューポート
[マウス中ボタンドラッグ]で視点変更

3.移動 –[G]

選択したままの4つの頂点を上に移動させます(ショートカットキー: [G])。

お好みの高さまで移動させてください。私の場合は「Z: 4m」まで移動させました。

キリの良い数値に移動させたい場合、定量変化(ショートカットキー:[Ctrl])が便利です。

僅かずつ移動させたい場合、少量変化(ショートカットキー:[Shift])がおすすめです。

ちなみに、サイドバーのトランスフォームから、直接「Z: 」のところに”4″と打ち込んでも、移動できます。

Blender Cube モデリング 3Dビューポート 移動
上部4つの頂点を上へ移動

4.押し出し –[E]

押し出し(ショートカットキー: [E])で、上部に新しい頂点を追加します。

私の場合、「Z: 5.5m」のところまで移動させました。

Blender 3DCG モデリング 3Dビューポート Cube 押し出し
押し出し[E]

5.削除 –[Delete]

トップ(上)からの視点に切り替えます(ショートカットキー: テンキー[7])。

Blender Cube トップ  3DCG モデリング
トップ(上)からの視点

選択されている上部の面を削除します。

削除メニュー(ショートカットキー: [Delete])から、『面』を選んでください。

Blender 削除メニュー 3DCG モデリング Cube

6.ループカット –[Ctrl]+[R]

視点をフロント(正面)に戻します(ショートカットキー:テンキー[1])。

ループカット(ショートカットキー: [Ctrl]+[R])で切れ込みを入れ、上寄りのところへ切れ込みを移動させてください。

Blender ループカット 3DCGモデリング  Cube
ループカット([Ctrl]+[R])で切れ込みを入れる

7.細分化 –[マウス右クリック]→『コンテクストメニュー』の一番上

『辺選択』へ変更(ショートカットキー: テンキーではない[2])してください。

Blender モデリング 辺選択 3DCG
真ん中の『辺選択』ボタンを直接操作しても変更できる

円選択(ショートカットキー: [C])で、見えている辺を選択解除([Shift] + [マウス左ドラッグ])してください。

Blender フロント視点 3DCG モデリング
フロント(正面)からの視点

ライト(右側)からの視点に切り替え(ショートカットキー: テンキー[3])てください。

こちらでは、円選択(ショートカットキー: [C])で、一番上の辺を追加選択します。

Blender ライト視点 3DCG モデリング
ライト(右側)からの視点

その状態で、『コンテクストメニュー』([マウス右クリック])の一番上にある『細分化』を選択します。

Blender コンテクストメニュー 3DCG モデリング
コンテクストメニュー([マウス右クリック])

視点を変更して確認してください。横側だけ辺が一つ増えていればOKです。

Blender 斜め上からの視点 牛乳パック 3DCG モデリング
斜め上からの視点

8.頂点の経路を連結 –[J]

また、頂点選択に戻します(ショートカットキー: テンキーではない[1])。

Blender 頂点選択 3DCG モデリング
『頂点選択』ボタンを押しても変更できます

今細分化して作った頂点を使って、横側の面の頂点の経路を連結(ショートカットキー: [J])し、 三角形を形成してください。

※もう片方の面を忘れずに!

Blender モデリング 3DCG 頂点連結 牛乳パック
頂点の経路を連結([J])

9.シーム付け –[Ctrl]+[E]

後でUV展開する時のために、シームを付けておこうと思います。

辺選択に切り替えます。(ショートカットキー: テンキーでない[2])

Blender モデリング 辺選択 3DCG
『辺選択』

シームを付けておきたい辺を全て選択しておきます。

その状態で、辺コンテクストメニュー(辺編集の時:[マウス右クリック] or [Ctrl]+[E])から、『シームをマーク』を選びます。

Blender モデリング 牛乳パック シーム付け
シーム付けしたい辺を選択
Blender 辺コンテクストメニュー シーム付け モデリング
辺コンテクストメニュー([マウス右クリック] or [Ctrl]+[E])

シームが付いたら赤くなるので、ちゃんと付けたい辺が全て赤くなっているか確認してください。

Blender モデリング 牛乳パック シーム付け

10.複数の辺をある軸に限定して中央に揃える –[S]→[?]→[0]

左右の面、それぞれの上部中央の辺を選択して、X軸の中央に揃えます。

([S]→[X]→テンキー[0])

Blender 牛乳パック X軸 中央に揃える モデリング 3DCG
X軸でそろえる([S]→[X]→[テンキー[0])

今度は、部四隅の辺を選択し、Y軸中央に揃えます。

([S]→[Y]→テンキー[0])

ちなみに、選択中の対象が、辺でなく、頂点・面でも揃えることが出来ます。

結構便利なコマンドだと思うので、覚えていただくことを強くお勧めします!

Blender 牛乳パック Y軸 中央に揃える モデリング 3DCG
Y軸でそろえる([S]→[Y]→[テンキー[0])

形はこれで完成です!

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング フロント 正面
Blender 牛乳パック 3DCG モデリング ライト 右側

牛乳パックのUVマッピング~色塗り

1.UV展開 –[U]

まず、全部の頂点を選択します。(ショートカットキー: [A])

Blender モデリング 牛乳パック 頂点全選択

画面上部にある、『UV Editor』というボタンを押してください。

Blender UVEditor uvテクスチャー

画面のレイアウトが変化して、見慣れた『3Dビューポート』の画面の左側に、新しい画面が出てくるかと思います。左側の画面は、『UVエディター』という、UVマッピングを扱う時に使用するエディターです。

UVエディター』左上の、『UV同期』というボタンが青くなっていない場合は、押して青くしておいてください。『3Dビューポート』でのメッシュ選択状態が同期されるので便利です。

Blender 頂点同期 3DCG モデリング
Blender モデリング 牛乳パック UVエディター
UVエディター

画面が整えられたら、『3Dビューポート』の方にカーソルを持って行って、『UVマッピング』メニュー(ショートカットキー: [U])を開き、『展開』を選択します。

Blender UV展開メニュー
UVマッピングメニュー([U])

左側の 『UVエディター』 の画面表示が、ちゃんと牛乳パックを開いた時の感じになるかと思います。

Blender UVエディター テクスチャー 牛乳パック 3DCG モデリング UV展開

もし角度が気になるUV展開だった場合、こちらの『UVエディター』でも、移動([G])、回転([R])、拡大縮小([S])が出来ますので、調整してください。

なるべく頂点同士に重なりが無い状態にしてください。重なっていると上手くマッピングが出来ない可能性があります。

Blender 牛乳パック UV展開 UVエディター 回転 移動

2.画像テクスチャの新規作成

向きや位置が整ったら、 『UVエディター』 の上の方に、『+新規』というボタンがありますので、ここを押します。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ

そうしたら、適当な名前を入力して、OKボタンを押します。

私の場合は、”package”としました。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ

真っ黒になったら新規作成完了です。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ

ここで、『フェイクユーザ』ボタンを押して、フェイクユーザー化しておいてください。それを忘れると、作った画像が消えてしまいます。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ フェイクユーザー

3.マテリアルに画像テクスチャをセット

次にマテリアルに今作成した画像テクスチャをセットします。

画面の右下に位置する、『プロパティエディタ』>『マテリアル』>『ベースカラー』の横の○ボタンを押してください。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ

一覧が開くので、その中から『画像テクスチャ』を選んでください。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ

『ベースカラー』の横の枠が色ではなく、『画像テクスチャ』となり、すぐ下に画像テクスチャを入力できる欄が出てくるので、画像のマークを押してください。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ

先程新規画像を作成した際に付けた『名前』の画像を選んでください。

この時点で、フェイクユーザー化していた場合、画像の名前の前に『F』の表記が出ます。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ マテリアル

画像マークの横の欄に、画像名が出ていればOKです。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャ マテリアル

4.画像テクスチャをペイントする

画像をどこからか持ってきても良いのですが、今回は機能紹介を兼ねて、Blenderに付いているテクスチャペイント機能を使っていこうかと思います。

まずは、画面上部から、『Texture Paint』というボタンを見つけてクリックしてください。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング uvエディター テクスチャペイント

また、画面のレイアウトが変化したかと思います。

さっきの『UVエディター』と少し似ていますが、今度の画面の左側にある、新しい画面は、『画像エディター』です。このエディターで画像テクスチャにペイントが行えます。

『3Dビューポート』の牛乳パックの表示が真っ黒なのは、『テクスチャペイントモード』に変わっており、まだ、先ほどマテリアルにセットした画像テクスチャに何も色が塗られていないからです。

Blender テクスチャペイント 牛乳パック モデリング 画像テクスチャ

塗る色や強さ、ブラシの半径などは、 『画像エディター』 上部の部分、または『3Dビューポート』の右下のカラーピッカーなどがある部分から調整できます。

本当はもっと細かくブラシを”ブレンド方式”や、”ストローク”、”減衰”、”マスク”などで細かく調整できるのですが、そこまで使い込んでないので今回はそこの説明は省きます。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング テクスチャペイント

これで完成!

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング テクスチャペイント

残しておきたい場合は、Blender自体の保存は勿論、画像の保存も忘れないようにしてください。

画像テクスチャが保存できていない状態であれば、『画像*』と言う風に、『*』が付きます。

Blender 牛乳パック 3DCG モデリング テクスチャペイント

終わりに

長々としたメイキングにお付き合いいただきありがとうございました!お疲れさまでした!

ご意見やご感想、ご質問など、よろしければ当サイトのコメント欄やお問い合わせフォーム等からお寄せいただければ幸いです。m(_ _)m

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